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多賀層群 下手綱層の化石 ⑬

  多賀層群 下手綱層から採取したサメの歯です。 歯の厚みがない物は色紙
納める額縁に入れて収納。土台のボードに貼り付けてあるので このような画像での
掲載になってしまいました。ヽ(‾ ‾;)> (・・・貼り付けてあるので 舌側面しか写せません。
多賀層群 下手綱層の化石 ⑬_e0417493_04531464.jpeg

  
   Isurus planus
  茨城県 北茨城市 某所 産
 (新生代 第三紀 中新世)
 
アオザメの仲間の絶滅種。
たぶん上顎歯。 下顎歯は上
顎歯のように傾いてはいな
と思われます。ヽ(゜ー゜)。o○
尚、下顎歯は後日掲載の〔h
stalis〕の下顎歯に混在して
しまっている可能性が・・・。
 
サメの歯は生えている位置で大きさや形状の違いがあるようなのですが・・・。ヨロ
イザメのように上下で形状の違いはあるものの歯の形状が同じサメもいます。
 
Isurus属の下顎歯の種類の判別は難しく、前歯(前方の歯)は形状で 種類を見分
が可能なようなのですが、側歯や奥歯に至っては形状が似ているため〔planus〕
なの〔desori〕なのか 後日掲載の〔hastalis〕なのか サメの種類を特定するの
は難しいようです。 o(._.= ._.)o
多賀層群 下手綱層の化石 ⑬_e0417493_04531536.jpeg

 
枠無: Isurus planus
赤枠: Isurus desori
青枠:Carcharhinus sp.
    (メジロザメの仲間の歯)
緑枠:魚の歯
   (産地・年代: 同上 )
 
Isurus desoriもアオザメの
仲間の絶滅種。 歯の形状は
現生のアオザメ Isurus oxy
rinchus の歯と似ています。

by kasekikoubou | 2015-01-15 23:59 | 茨 城 県 の化石 | Comments(0)